代表インタビュー
北陸グラスロン株式会社
代表取締役高岡 克行(たかおか かつゆき)
1962年生まれ富山育ち。
1985年 建築資材卸売業界に入り、転職を経て、
1999年 北陸グラスロンに入社。営業担当としてさまざまな経験をし、
2015年 代表取締役社長に就任。
建築資材卸売業を志したきっかけはなんですか?
社長になったのが2015年、この会社に入ったのが1999年、この業界に入ったのが1985年です。
学生時代にレストラン、左官、アイスクリーム工場、郵便集配、製鉄工場、酒屋などいろんなバイトを経験。
その中で営業がなんとなく自分にあっているのではと思いました。当時23才の自分にはこの業界にという志しは恥ずかしながらまったくなく、営業募集の求人票の中で当時めずらしい隔週土曜休みを目にすると面接を受けその会社(建築資材卸売業)に吸い込まれてしまいました。
建築資材卸売業を志してからぶつかった壁(苦しいこと・試練)はどのようなことがありましたか?
前の会社で34才の時に新設の名古屋営業所に転勤となりましたが卸売り(代理店)の立場ですのでメーカーの出店があり直接取引が盛んな地区でわざわざ代理店経由で買ってくれる客先はなく2年近く売上はゼロに近い状態の中給料をもらうことに罪悪感を覚え退職を考えるほど苦悩しました。
逆に、建築資材卸売業となり、うれしかったこと、忘れられない業務はどんなものがありましたか?
その名古屋で石の上にも3年じゃないのですが、もがき苦しみながらも営業を続けてたら3年目から引き合いが増え、受注現場が増え商売として成り立つ程になりました。
これで自分はどこへ行っても商売できるという自信と、注文をもらえることがいかにありがたいことか気づきを与えてもらった時期でしたが残念なことにその年、勤めていた会社は倒産してしまいました。同年、縁ありまして北陸グラスロンに入社することとなりました。
仕事をしていくうえで「モットー」とされていることはどのようなことですか?なぜそう思うようになりましたか?
「すばやい対応」です。
今月中と言われれば月半ば、今週中と言われたら週半ば、今日中と言われたら午前中と納品、見積もり、書類、問い合わせなどにすばやい対応を心がけています。竣工、工期、納期、と期限、締切が重視される業界ですので特にはやさにこだわっています。
仕事をしていくうえで感じている難しさとは、どんなことですか?また、その難しさを解決するために取り組まれていることはありますか?
「思いはなかなか伝わらない」です。
「すばやい対応」に対してもっと磨きをかけたく呼びかけてますがまだまだ温度差があることです。
これに限らず、思いはなかなか人に伝わらない。を実感しています。苦労してます。取り組みとしては全社大会や営業会議、メルマガ、各営業所に訪問時など一同に個別に根気よく伝え続けることです。
建築資材卸売業として、「もっとも」大事な事はなんですか?
「選ばれる会社であること」です。
お客さまからは北陸グラスロンから買いたい。仕入先さまからは北陸グラスロンに売りたい双方より重宝される会社、役に立つ会社、真面目なだけでなく面白い会社お客さま、仕入先さま、社員に気の置けない会社と評価されることです。
加えてこれからは求職者に入りたいと選ばれる会社にならないといけません。
建築資材卸売業として「あればよりよい」ことはなんですか?
「知識」です。
商品をただ販売するのではなく、仕入先さま同等もしくは以上の商品知識、業界の知識があれば提案やアイディアでお客さまの役に立つことができこのレベルの差が他社との差別化につながる。
建築資材卸売業としてのやりがいはどんなときですか?
「パートナーとして認められる」です。
一度売れたら終わりでなく次の現場があり、また受注に繋がることで長いお付き合いのはじまりになり、やがてお客さまにただの仕入先ではなくパートナーとして認めていただけることが一番のやりがいです。
志しなく入社しましたがその後、探究心をもって仕事に取り組みこのやりがいに出会いました。
社員の中でも北信越だけでなく全国各地の現場から声をかけていただいています。
北信越地区で縁がありお付き合いがあったお客さま方です。これこそがやりがいだと感じております。
数年後の自社(自分・社員・業界)はどうなっていると思われますか?また、どうなっていたいと思われますか?
企業には1、3、5の壁があると言われており当社は年商30億円 組織経営の壁に立ち向かっています。
2023年50期までに壁を越え北信越エリアのトップ企業となることを目標に取り組んでいます。
また前職では会社が倒産という経験をしました。急成長を望まず毎年少しでよいので繁栄していき、お客さま、仕入先さま、社員が安心して付き合える会社であり続ける。
北陸グラスロンにかかわる人すべてが「ありがたい」と感じる会社になるこのビジョンに向かって確実に前進できていると実感したいです。